高次脳機能障害
高次脳機能障害は、交通事故などによって脳が損傷を受けることにより集中力・注意力・記憶力の低下、言語機能の障害が引き起こされる症状をいいます。
高次脳機能障害の症状
- ・記憶障害
- ・注意障害
- ・遂行機能障害
- ・社会的行動障害
記憶障害は、新しいことを覚えられない、経験したこと全てを忘れる過去の記憶を思い出せないなどといった障害が現れます。
注意障害は、主に大きく分けて4つの障害に区分できます。
すなわち、複数のことを一度に行うこと、複雑な事柄を行う能力が低下する障害、一つの物事に注意ができなくなる障害、集中力が持続できなくなる障害、上記の障害を併せ持つ障害が挙げられます。
遂行機能障害は、論理的に考え、物事を解決し、行動するといったことができない障害が現れます。
遂行機能障害では、仕事が約束どおりに仕上げられない、計画性をもった行動ができない、約束の時間に間に合わないなど周囲の変化する状況に対応できなくなるなどの症状が挙げられます。
社会的行動障害は人間が社会的な生活を送る上で必要となる感情・欲求の調整ができなくなる障害をいいます。
感情を爆発させたり、大声を出す、奇声を上げる、すぐ笑う、人の食べ物を盗るなどの行動で社会生活に支障をきたします。
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